2017-09

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本ー「対岸の彼女」角田光代著、「独立記念日」原田マハ著

2017.9.10日

「対岸の彼女」 角田光代著
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ずっと以前、書店で手にした本のカバー・コピーを見て、
「人を属性で分類したり、属性の異なる相手をけなしたりとか、そういう本は読みたくないなぁ」と、読んでいませんでした。
しかし、角田光代さんは、どんどん有名作家さんになられて、一冊くらいは読んでみたいなと、この度、手に取りました。
完全に、私の想像違いでした。

物語は、子育て中の専業主婦・小夜子さんが子供を連れて公園で過ごす場面から始まります。
ほかの母親との係わり方などをツラツラと考える場面は、
自分にも思い当たる節があり、本との距離がグーッと縮まりました。
小夜子さんの雇い主・葵さんは、女子高時代の回顧から物語がスタートします。
最初のうちは、現在の社長である葵さんと、女子高時代の葵さんが、私の中で繋がらなくて、途中から読み返しました(苦笑)。
人と人とのかかわり方、距離の取り方、そこから、人生観など、
自分がモヤモヤと感じながらも解答の出せなかったことを、
小夜子さんは(角田光代さんなんですけどね)ツラツラ考え、自分なりの解答に気づいていきます。
「エライやん!」
読んでよかった。素直な読後感です。


「独立記念日」 原田マハ著
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月間文庫『文蔵』に2007年10月号から2009年9月号まで連載されてたものを集めた短編集です。
途中から気が付いたのですが、
前編でチョイ役で登場していた人物が、
次の編では主人公として登場しています。
木の葉を見て、枝をたどり、幹をたどり、根まで見るような、
人と人の繋がりの拡がりを感じながら読みました。

登場人物の多くは、ごく普通の生活の中に少しばかりの閉塞感を感じていて、そこに風穴を開けて、方向変換を図ったり、人生のリスタートを切ったりします。
作中で登場した小説家の本を「ひとことで言うと会社とか家族とか恋愛とか、現代社会のさまざまな呪縛から逃れて自由になる人の話です」「この本によれば、『自由になる』っていうことは、結局『いかに独立するか』ってことなんです。ややこしい、いろんな悩みや苦しみから」と紹介するくだりがありますが、
この本のすべてを、そのセリフで物語っているように思いました。

軽く食べれて、後味が幸せな…スイーツを食べてる感覚で読める本でした。
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COMMENT

おっ新しい作家さんの名前が出てきましたねー。角田光代さんは私も好きな作家さんでで少し前に読みましたというよりドラマになったのを見たという方が正しいかもしれませんが。人間の繋がり方って面白いなと思わせてくれる作家さん。旅ログのエッセイーも面白いですよ。
原田マハさんも読み始めたものが一冊あります。
確かに独立するとフリーになるのは嬉しいけど、人間ってしがらみがないと逆に不安になる動物かもと思っています。

桜子さんへ

コメントありがとうございます。
角田さんのは、「食わず嫌いはイケナイな」と反省し、
目下、次のを読んでいますが、
出だしはタラタラと単調です。
読後、どのように感じるかが楽しみ。

上記、マハさんの作は、ほんとに軽いです。
「あ~、今、何も読みたくないなぁ」という時に読むとよいかも。
次を読むのに、弾みになりますよ。

本、いつもそばに置いておきたいですね。

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実現しないまま10年の歳月が流れ…
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